【職務経歴書は“ストーリー”で語れ】事実だけじゃもう響かない

更新日:2025.05.01 (公開日:2025.05.01)

転職活動の大事な武器、「職務経歴書」。
でも最近は、ただ事実を並べただけでは企業の心を動かせない時代になってきています。
今、採用担当者に刺さるのは、“数字”と“ストーリー”を組み合わせた「語れる経歴書」。
つまり、結果だけでなく、そこに至るまでの考え方や行動が伝わるかどうかがカギになります。

職務経歴書は「自分という商品を売り込む企画書」

職務経歴書は、単なる自己紹介ではありません。
「自分がどんな成果を出してきたのか」ではなく、「どうやってその成果を出したか」を伝えるもの。言い換えれば、“自分という商品”を魅力的に見せるための企画書です。

たとえばこんな違い:
×「営業職として○○の提案営業を担当」
→ 〇「提案営業を通じて、1年間で前年比120%の売上を達成。継続的な提案と信頼関係の構築により、3社を新規から継続契約へと転換」
ポイントは、「どうやって?」「なぜ?」「結果どうなった?」の3点セットで語ることです。

「数字」は“語れる数字”に変換せよ

採用担当者は、単に結果の数字を見るだけではなく、
「どんな考えで行動し、その結果が出たのか」に注目しています。
だからこそ、職務経歴書に書くべきなのは、
「自分がどう動き、どう乗り越えたか」という“過程”や“姿勢”。
「数字で証明し、エピソードで伝える」——これが、今一番評価されるスタイルです。

盛るより、リアルな経験に価値がある

職務経歴書を書くとき、つい“かっこよく見せたい”という気持ちになりますよね。
でも、背伸びをしすぎると、面接でギャップが出てしまう危険も。
実は、失敗や壁にぶつかった経験、そこから学んだことや成長のプロセスこそが、強い説得力を持ちます。
あなたの経験を、あなたの言葉で語ることが、他の誰とも違う“あなただけの職務経歴書”になります。

まとめ:事実+ストーリーで“会いたくなる人”に

企業の採用担当者は、毎日何十枚もの職務経歴書を見ています。
その中で「この人、会ってみたい」と思わせるために必要なのは、“語れる事実”と“自分の視点”。
完璧を目指すより、「読みやすく、伝わる」ことを意識する。
ほんの少し、あなた自身の考えを添えるだけで、印象はぐっと変わります。

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