【自己PRは“強みの棚卸し”が9割】上っ面じゃ響かない共感を生む伝え方とは?

更新日:2025.05.01 (公開日:2025.05.01)

転職活動のなかで、意外と難しいのが「自己PR」。
「責任感があります」「人と話すのが得意です」と書いたものの、なぜか面接でスルーされる…。
そんな経験、ありませんか?

自己PRで本当に伝えるべきなのは、「すごさ」ではなく「リアルさ」。
あなたの強みが、実際の仕事でどう活きたのかという“ストーリー”が必要です。
採用担当者は、「この人と一緒に働くイメージが持てるか」を見ています。

自己PRは“自慢”じゃなく、“使い方”を語る場

「リーダーシップがあります」だけでは、印象には残りません。
大切なのは、その強みを【どう使って、どんな結果が出たのか】まで語ること。

たとえば——
×「チームワークに自信があります」
→〇「チーム全員の性格や得意分野を見極めて役割分担を調整。その結果、停滞していたプロジェクトを2週間前倒しで完了。チーム内の業務満足度も上昇」

このように、「強み × 実績 × 行動背景」の3点セットで語ることで、ぐっと説得力が増します。

採用担当は“言葉の重み”を見抜いている

「誰にでも当てはまりそうな言葉」では印象に残りません。
それは、採用担当者が日々何十、何百という自己PRを見ているプロだから。

だからこそ、「なぜそれが強みと言えるのか」という根拠を持ったエピソードが求められます。
たとえば、「コミュニケーション能力」と言うなら、
「どんな場面で活かしたのか」「それが相手にどう影響したのか」まで書いてはじめて、“伝わる自己PR”になるのです。

「自分では当たり前」こそ、武器になる

自己PRが苦手な人の多くは、「アピールできることがない」と思いがちです。
でも実は、“自分にとって当たり前”の行動や思考の中に、他の人にはない強みが隠れていることが多いんです。

  • 気づくと自然に調整役になっている
  • 細かいタスクを期限前に終わらせるクセがある
  • 相手の表情や空気を読むのが得意

こうした“日常のクセ”を棚卸ししてみましょう。
そして、それがどんなふうに仕事で役立ったのかを思い出せば、立派な自己PRになります。

共感できる自己PRは、面接でも強い

「この人、なんかいいな」
そんな印象を持たれる自己PRには、共感できるストーリーがあります。

たとえば、
「最初はうまくいかなかったけど、こう工夫したら成功した」
「失敗から学んで次に活かした」

といった、等身大のエピソード。
人の心を動かすのは、完璧な経歴よりも、“人間らしさ”がにじむ経験だったりするのです。

まとめ:「自分の強み=過去の経験×考え方×行動」

自己PRで差がつくのは、「何をしてきたか」よりも「どう向き合ってきたか」。
あなたの“考え方”や“行動のクセ”が伝われば、どんな仕事にも応用が利くと判断されます。

大切なのは、「すごい経験」じゃなくて、「自分らしい言葉」。
それが、あなたにしか語れない自己PRになります。

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