【志望動機は“自分語り”ではなく“共通点探し”】企業が「この人に会いたい」と思う動機の書き方とは?

更新日:2025.05.01 (公開日:2025.05.01)

転職活動の難関、それが「志望動機」。
書類選考でも面接でも、印象を大きく左右するこのパート。ところが実際には、「新しい環境でスキルアップしたい」「自分の可能性を広げたい」といった“自分語り”にとどまっているケースが多く見られます。

でも、企業が本当に知りたいのは、「なぜウチなのか?」という部分。
いわば“共通点”を見つけることが、通過率アップのカギなんです。

志望動機は「共感 × 接点 × 貢献」で組み立てよう

企業に刺さる志望動機には、次の3要素が揃っています。

① 共感:企業の理念や取り組みに、どこで共鳴したのか?

→「社員の挑戦を後押しする風土に共感した」「地域密着の事業展開に惹かれた」など、価値観に関わる部分に注目。

② 接点:これまでの自分の経験や思考と、どこがリンクしているのか?

→ たとえば「前職で新規事業の立ち上げに携わった経験が、貴社のスタートアップ支援の方針と共通している」など。

③ 未来への貢献:自分の強みを、企業でどう活かせるのか?

→「課題解決力を活かして、より効率的な業務設計に貢献できる」など、具体的なイメージを伝えるのが◎。

調べて、深めて、自分の言葉で語ろう

“強い志望動機”は、調べた量に比例すると言っても過言ではありません。

  • 企業HPだけでなく、プレスリリース、SNS、社員インタビューまでチェック
  • 競合企業との違いを把握し、「この会社ならでは」に注目
  • 「理念に共感しました」で終わらせず、“なぜそう思ったか”を自分の言葉で

「この会社じゃなきゃダメ」な理由が、面接官の心を動かす

志望動機がふわっとしていると、「うちじゃなくてもいいんじゃない?」と受け取られがち。
だからこそ大切なのは、「この会社でこそ実現したい」と言い切れるだけの理由やストーリー。

給料や条件ではなく、理念・文化・挑戦姿勢に惹かれたという本質的な動機を伝えることが、選考通過のカギになるのです。

まとめ

志望動機は“自分を売り込む場”ではなく、“企業との共鳴ポイントを見つける場”。
共感・接点・未来の貢献という3つの軸で構成し、自分の経験と企業の特徴がどう結びついているかを丁寧に語りましょう。

「自分が何をしたいか」ではなく、「なぜここで、それをしたいのか?」。
そこに“あなたらしさ”が滲み出れば、「この人に会ってみたい」と思わせる志望動機になります。

pagetop