【面接は“会話力”より“準備力”が9割】-面接は「企業に選ばれる場」でも「企業を選ぶ場」でもある。
更新日:2025.05.01 (公開日:2025.05.01)
「面接になると緊張してうまく話せない」——そんな悩みを持つ人は多いですが、実は緊張の原因の多くは“会話力の不足”ではなく“準備不足”です。
転職面接で自信を持って受け答えできる人には、共通した5つの準備習慣があります。そして何より大切なのは、「面接は企業に選ばれるだけでなく、自分も企業を見極める場」だという視点です。
1|面接の構造を理解する
ほとんどの面接は、次のような流れで進みます:
①自己紹介 → ②職務経歴の確認 → ③志望動機 → ④性格・価値観などのヒアリング → ⑤逆質問。
つまり、聞かれることはある程度決まっています。事前に構成を理解しておくだけで、心の余裕が違います。
2|自分の過去を“3つの経験”で整理する
どんな質問も結局は「どんな経験をしてきたか」に通じます。
- 成功経験(成果・やりがいを感じた仕事)
- 失敗経験(挫折からの学び)
- 挑戦経験(苦手や未経験を克服したこと)
この3つを整理しておくと、柔軟に答えやすくなります。
3|想定質問と“逆質問”をセットで用意
面接は対話です。聞かれることに備えるだけでなく、あなたからも質問をしましょう。
たとえば:
- 御社で活躍している方の共通点は?
- このポジションに期待していることは?
- 入社後の評価・育成の仕組みは?
逆質問は「本気でここで働きたい」という姿勢を示す大事な場面です。
4|自然な話し方を意識する
完璧な答えよりも、“その人らしさ”が伝わる話し方が大切です。暗記したような口調より、「実はこんな経験がありまして…」と自然体で話すほうが、信頼感につながります。
5|伝えたいことは“3つ”に絞る
伝えたいことが多いと、逆にぼやけてしまいます。面接前に、以下の3点を明確にしましょう:
• 自分はどんな人間か(性格・価値観)
• 何ができるか(スキル・強み)
• なぜこの会社を選んだのか(志望動機)
転職面接は「選ばれる側」という意識が強くなりがちですが、あなた自身が「ここで働きたいと思えるか」を見極める場でもあります。しっかり準備して、自信を持って“選びに行きましょう”。
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