【転職時に忘れがちな保険の切り替え、スムーズに進めるには?】
更新日:2025.05.01 (公開日:2025.05.01)
転職する際、どうしても仕事や環境の変化に意識が集中しがちですが、見落としてはいけない大切な手続きのひとつが「保険の切り替え」です。健康保険や雇用保険、年金など、社会保険は生活を支える基盤。切り替えを忘れると、いざというときに保障が受けられなかったり、手続きが複雑になったりします。
まずポイントとなるのが「健康保険」。退職日以降は前の会社の保険が使えなくなります。次の勤務先にすぐ入社できる場合は、その会社の健康保険に加入すればOK。ただし、入社までに期間が空く場合は、「国民健康保険」へ加入するか、前の会社の健康保険を「任意継続」するかを選ぶ必要があります。任意継続は、最大2年間加入でき、保険証もそのまま使えるので便利ですが、保険料は全額自己負担になるため注意が必要です。
次に「年金」。会社員は厚生年金に加入していますが、退職後すぐに就職しない場合は「国民年金」への切り替えが必要です。市区町村の役所での手続きが必要なので、忘れずに行いましょう。
さらに「雇用保険」。ハローワークでの手続きが必要で、離職票がないと失業給付が受けられません。退職後に前の職場から届く離職票をもとに、速やかにハローワークで手続きを行いましょう。
転職は人生の大きな転機。忙しさの中でも、社会保険の切り替えをスムーズに行うことで、万が一の備えを万全にしておくことが大切です。ちょっとした準備と確認で、安心して次のステップへ進めるはずです。
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