今どきの正社員と派遣社員の違いとは?「同一労働同一賃金」でどう変わった?
更新日:2025.07.29 (公開日:2025.07.29)
「派遣社員は給料が安い」「ボーナスも退職金もない」…
そんなイメージは、今や少し古くなりつつあります。2020年に施行された同一労働同一賃金制度により、派遣社員でも正社員と同じ仕事をしていれば、同等の待遇が求められるようになりました。
派遣社員のメリット・デメリットとは?
実際、派遣会社の“労使協定方式”を採用しているところでは、賞与や昇給、退職金に相当する手当が設けられているケースもあります。また、有給休暇や社会保険も完備されており、福利厚生の格差は徐々に縮まってきています。
とはいえ、正社員との違いが完全になくなったわけではありません。
【派遣社員のメリット】
- 勤務地や期間を柔軟に選べる(転勤なし)
- 職場が合わなければ契約満了で終了できる
- スキルを活かして多様な業界で働ける
- 法律により待遇改善が進んでいる
【派遣社員のデメリット】
- 契約更新が前提の働き方で、安定感はやや不安定
- 昇進・役職に就く機会は少なく、キャリアが限定的
- 賞与や退職金はあっても正社員より水準が低い場合も
一方、正社員は依然として「雇用の安定」と「キャリアの深堀り」が最大の強み。長く働くことで昇進や評価につながり、住宅手当・企業年金など独自の福利厚生も受けられることが多いです。
ただし、転勤や異動、長時間労働など会社都合に振り回されやすい点、辞めづらく柔軟性に欠ける点はデメリットとしてよく挙げられます。また、責任が重くストレスも大きいという声も少なくありません。
自分に合った働き方をしよう
どちらが「上」かではなく、「自分にとってどちらが生きやすいか」が大事な時代です。
制度が整った今だからこそ、派遣も正社員も“選べる時代”。自分の価値観やライフプランに合った働き方を、しっかり選びましょう。
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