【シリーズ連載:退職編②】「辞めたい」と思う瞬間はチャンス?退職を決めるきっかけ

更新日:2025.09.11 (公開日:2025.09.11)

仕事をしていると、「もう辞めたい」と感じる瞬間は、誰にでも一度は訪れるのではないでしょうか。

人間関係の悩み、評価への不満、キャリアへの不安など、その理由は様々です。しかし、その感情が一時的なストレスによるものなのか、それとも自身のキャリアを本気で見つめ直すべき重要なサインなのか、冷静に見極めるのは簡単ではありません。

そこで、円満退職に向けたコラムの第2回のテーマは、「退職を決めるきっかけ」について。

この記事では、多くの人が退職を意識する具体的な瞬間を掘り下げ、その気持ちとどう向き合うべきかを探ります。「辞めたい」という衝動を、未来へのチャンスに変えるためのヒントがここにあります。

前回の記事はこちら↓

【シリーズ連載:退職編①】退職届はいつ出すべき?ベストなタイミングを徹底解説

よくある退職理由とは?厚生労働省が発表した「男女別の離職理由」

退職を決めるきっかけは人それぞれですが、よくあるのは「将来の成長が見えない」「人間関係のストレス」「給与や待遇への不満」など・・・。
厚生労働省の「令和6年雇用動向調査結果」によると、自己都合で離職した人の理由は男女それぞれ以下のようになっています。

👨男性👔

1位:定年・契約期間の満了 14.1%
2位:給料等収入が少なかった 10.1%
3位:職場の人間関係が好ましくなかった 9.0%

👩女性👜

1位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった 12.8%
2位:職場の人間関係が好ましくなかった 11.7%
3位:給料等収入が少なかった 10.1%

出典元:令和6年 雇用動向調査結果の概要 「転職入職者の状況」

令和6年の調査では、男性の退職理由1位は 「定年・契約期間の満了」(14.1%)でした。有期契約や再雇用など、契約制度そのものが働き方に大きく影響していることが分かります。

女性では 「労働条件の悪さ」(12.8%)が最多で、家庭や生活との両立の難しさが背景にあると考えられます。続いて 「人間関係」、「給与への不満」 が上位に入り、環境や人間関係の重要性が際立ちます。

男女で理由に違いはあるものの、共通しているのは「今の働き方を見直したい」という気持ちです。退職理由のランキングは不満の裏返しではなく、自分が何を大切にして働きたいかを映す指標 といえるでしょう。

「限界かも」は大切なサイン。転職は“逃げ”ではなく“選択”です

初めての転職では、「本当に辞めていいのか」と迷う方が多いですが、我慢して続けることが必ずしも正解ではありません。重要なのは「辞めたい理由が一時的か、長期的に解決が難しいか」を見極めることです。

「辞めたいけど本当に転職すべきか迷っている」「自分だけでは判断が難しい」という方は、弊社キャリアアドバイザーにご相談ください。一緒にキャリアの選択肢を整理できます。
第三者の視点を取り入れることで、自分に合った選択肢を冷静に検討でき、感情的な判断を避けやすくなります。

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