【シリーズ連載:退職編最終回】退職後に後悔しないための準備リスト
更新日:2025.10.02 (公開日:2025.10.02)
これまでの連載では、退職の意思決定から上司への具体的な伝え方まで、円満退職に向けたステップを順に解説してきました。上司に退職の意思を伝え、退職日が正式に決まると、いよいよ最終段階です。
しかし、ここで気を抜いてはいけません。退職を決めた後も、やるべき準備は多くあります。この最終段階の過ごし方こそが、円満退職を美しく締めくくり、気持ちよく次のキャリアをスタートできるかを左右します。
前回は、上司に退職を伝える際の具体的なマナーとして、話す相手の順番や、たとえ本音がネガティブでもポジティブな理由に変換する伝え方のコツを解説しました。
そこで今回は、【シリーズ連載:退職編】の第5回として、退職後に「もっとこうしておけば良かった」と後悔しないために、最終出社日までに済ませておくべき業務の引き継ぎや各種手続き、社内外への挨拶といった”準備”について詳しく解説していきます。
▶前回記事「【シリーズ連載:退職編④】退職理由の伝え方と伝える時に気をつけるべきマナーとは?」
▶第1回記事「【シリーズ連載:退職編①】退職届はいつ出すべき?ベストなタイミングを徹底解説」
退職前後の準備リスト|準備不足で後悔しないために

退職は新しいスタートの第一歩ですが、準備を怠ると「辞めなければよかった」と後悔してしまうこともあります。生活費の確保や各種手続き、次のキャリアに向けた行動を計画的に進めることが大切です。ここでは退職前と退職後に分けて、押さえておきたいポイントを整理しました。
■退職前にやること
✅生活費の見通しを立てる
退職から次の収入が得られるまでの期間を想定し、数か月分の生活費を確保しておくと安心です。
✅転職活動の計画を立てる
転職先が決まっていない場合は、求人情報の収集やキャリア相談を早めに始めましょう。離職期間が長引かないよう、在職中から準備しておくのが理想です。
✅必要書類や手続きを確認する
社会保険・年金・住民税などの手続きがどのように変わるかを事前に確認しておきましょう。
■退職後にやること
✅失業保険の申請
離職票が届いたら、ハローワークで失業保険の申請を行います。申請が遅れると給付も後ろ倒しになるので注意が必要です。
✅資格取得やスキルアップに時間を投資する
自由に使える時間が増える退職直後は、新しいスキルを身につける好機です。資格勉強や語学学習など、転職に役立つ取り組みを進めましょう。
✅生活リズムを整える
就職活動を円滑に進めるためにも、規則正しい生活を意識することが大切です。
準備をせずに退職すると、収入や手続きの面で大きな不安に直面しかねません。「勢いで辞めたけれど準備不足だった」とならないために、退職前後のリストを一つずつ確実に実行していきましょう。
まとめ:退職前後の準備チェックリスト
退職前にやること
✅ 数か月分の生活費を確保しておく
✅ 転職活動の計画を立て、在職中から準備を始める
✅ 社会保険・年金・住民税などの手続きを確認する
退職後にやること
✅ 離職票を受け取り、ハローワークで失業保険を申請する
✅ 自由な時間を活用して資格取得やスキルアップに取り組む
✅ 就職活動をスムーズに進めるため生活リズムを整える
このようにリスト化しておけば、「何から始めればいいか」を見失わずに行動できます。
計画的に準備を進めて、後悔のない退職後のスタートを切りましょう。
おわりに:あなたの新たな一歩を心から応援しています
全5回にわたり、【シリーズ連載:退職編】にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
この連載はこれにて終了となります。また違うテーマのシリーズ連載も予定しておりますので、引き続き読んでもらえると嬉しいです!
退職は、キャリアにおける大きな決断です。不安や迷いも大きいと思いますが、それはご自身の未来に真剣に向き合っている証拠です。この連載が、あなたのその大切な一歩を、少しでも後押しできたなら幸いです。
私たちは、あなたの新たな挑戦を心から応援しています。転職活動の進め方やキャリアのご相談など、いつでも私たちキャリアアドバイザーにお声がけください。
就職や転職の相談はキャリアアドバイザーにお任せ!
スピードジョブズは就職・転職・退職の相談から応募書類作成、内定・就業後のフォローアップまでフルサポート!
あなたに最適な進め方をアドバイスします。お気軽に無料相談フォームからご予約ください。